箱と知育あそび

7月の研究会テーマは「箱」でした。

 職業柄、「箱」は捨てられないものの一つです。
大抵はお菓子やお土産、季節の贈答品などを入れるのに使われていると思いますが、中身を使った後でも箱に描かれているきれいなデザインやその大きさ、形は様々で(後でおもちゃに使えるかもしれない)と取っておいてしますのです。
実際、にっちびの知育あそびは手作りのおもちゃ(教材)が多く、空き箱は大変重宝しています。

箱に窓を開けて絵カードを覗かせ「私はだぁれ?」と言葉の遊びのおもちゃとして使ったり、
穴を開けて握った色ボールをポトンと入れる赤ちゃんの手の遊び。箱を切って開いてまた組み立てる図形の遊び。エトセトラ。

今回の研究会でも、メンバーから様々な箱の使い方、ねらいと遊び方のアイデアがいろいろ飛び出しました。
「箱」で真剣に盛り上がるにっちびの研究会は不思議なほど楽しい時間。

でも、忘れないで欲しいのは「箱=ものを入れるもの」という原点!手にしたとき「どんなものが入っているのだろう」と想像してワクワクする気持ち。
いろいろな角度から眺めてみたり、振ってみたり時には匂いを嗅いでみたり。
そして開けてみた時の驚き、嬉しさ、感謝、不思議さ、戸惑い。

思考は感情と共に育つものです。それは大人でも子どもでも同じこと。

にっちびの知育あそびは純粋に、シンプルに、「考える楽しさ」を忘れないで遊びをクリエイトしていきたいと思います。 

横井