講座、セミナーや活動のお知らせ
最新情報
- 相談を受ける
10月にっちび勉強会は、「子育ての悩み相談を受けるとき」についてでした。
子育ての悩みは自我が芽生える2~3歳の「イヤイヤ期」が多いようです。「お風呂に入るのがイヤ~」のA子ちゃんの事例について、メンバーで考えてみました。
どんな問題でも、まず子どもの気持ちがそこにあります。大人の都合だけで解決しようとすると摩擦がおこるわけですね。
心も、身体も脳もまだまだ発達途中。親御さんの気持ちにも寄り添える、子育てのアドバイスができるようにならなくては。横井
- 絵本を取り巻く環境
秋を感じる間もなく冬の寒さが朝晩とやってきましたね。このまま春夏夏冬になってしまうようで秋好きとしては危機感を覚えております。
さて、9月のにっちび勉強会では、メルヘンハウスの三輪丈太郎さんをゲストに迎え「絵本を取り巻く環境」についてお話いただきました。個人的にもメルヘンハウスの絵本には我が子共々お世話になりました。
「こういうお話ないですか?」「心が穏やかになる絵本が読みたいです、私が。」「うちの子寝つきが悪くて。何かいい本ありませんか」
そんな質問や相談をしながら絵本のプロにおすすめを選んでもらえる。こんな心強い本屋さんって、今中々ないですよね。
SNSで話題、とか売り上げNO.1等の評価ではない、本当に「良い絵本」を手に取れる子どもの本専門店です。「よみきかせ」とは。
この言葉は正しいのかな、という話から始まりました。
絵本とはそもそも読んで‘聞かせる‘ものではなく、1対1で個別のコミュニケーションを楽しむものではなかったか。
「聞かせる」という意識が大人側に働くと「絵本とはこうあるべき」「〇〇を伝えたい!」「こうなって欲しい」「この年齢にはまだ早い」等
思い込みや大人側の一方的な想いが乗っかってくるというのです。
特に小学校での読み聞かせ等は顕著かもしれません。
この感じ、心当たりありませんか?
私は、あります。
子ども自身が好きで選んだ絵本はもちろん親が好きな絵本は子ども達も割と好きです。
親が「これを読めば娘のすぐ怒る癖がおさまるかな」「これを読めば人の気持ちが分かるようになるかな」という視点で選んだ絵本は
1,2回読まれたあと本棚から出てくることはありませんでした。
絵本は「自分が」楽しめるものを選ぼう。
ブックスタートの事業キャッチフレーズ“ Share books with your baby! ”
赤ちゃんにとっての絵本は、読む(read books)ものではなく、読み手と共に楽しむ(share books)ものーというものがあります。
絵本は子どもと大人をつなぐものであり、一方的に読み聞かせるのではなく、一緒に考えたり悲しんだり一緒に世界を楽しむという考えです。NPOブックスタート
あたたかい絵本のひとときを、すべての赤ちゃんに。
ブックスタート®は、0歳児健診などの機会に、絵本をひらく楽しい「体験」と「絵本」をセットでプレゼントする活動です。
赤ちゃんの幸せを願い、行政と市民が協働する自治体の事業として、全国で行われています。現状、町の本屋さんは年々減少傾向にあり、大手の本屋であっても児童書の担当者がいなくなってきています。
何を選んでいいか分からない時、SNSや口コミレビューを参考にするのも良いのですが、
自分が楽しいと思った絵本や子どもの頃楽しかった絵本を選んでみるのはいかがでしょうか。絵本を共に楽しむ。
子どもと一緒に楽しむようにすると、毎日の絵本タイムも親子のより良い時間になるのではないかな?と思います。
takemoto - 箱と知育あそび
7月の研究会テーマは「箱」でした。
職業柄、「箱」は捨てられないものの一つです。
大抵はお菓子やお土産、季節の贈答品などを入れるのに使われていると思いますが、中身を使った後でも箱に描かれているきれいなデザインやその大きさ、形は様々で(後でおもちゃに使えるかもしれない)と取っておいてしますのです。
実際、にっちびの知育あそびは手作りのおもちゃ(教材)が多く、空き箱は大変重宝しています。箱に窓を開けて絵カードを覗かせ「私はだぁれ?」と言葉の遊びのおもちゃとして使ったり、
穴を開けて握った色ボールをポトンと入れる赤ちゃんの手の遊び。箱を切って開いてまた組み立てる図形の遊び。エトセトラ。今回の研究会でも、メンバーから様々な箱の使い方、ねらいと遊び方のアイデアがいろいろ飛び出しました。
「箱」で真剣に盛り上がるにっちびの研究会は不思議なほど楽しい時間。でも、忘れないで欲しいのは「箱=ものを入れるもの」という原点!手にしたとき「どんなものが入っているのだろう」と想像してワクワクする気持ち。
いろいろな角度から眺めてみたり、振ってみたり時には匂いを嗅いでみたり。
そして開けてみた時の驚き、嬉しさ、感謝、不思議さ、戸惑い。思考は感情と共に育つものです。それは大人でも子どもでも同じこと。
にっちびの知育あそびは純粋に、シンプルに、「考える楽しさ」を忘れないで遊びをクリエイトしていきたいと思います。
横井 - 夏季知育あそびオンラインセミナーのお知らせ
7月8月に幼児教育者・保育学生向けのオンラインセミナーを開催します。
幼児教育者・保育学生向けオンラインセミナー
「知育あそびの基本を学ぼう」ー考えることが好きになる子を育てる知育あそびの基本とポイントを身に付けましょうー①7月23日(土)10:00-11:30
詳細はこちらをクリック
②7月24日(日)10:30-12:00
③8月20日(土)10:00-11:30
④8月20日(土)13:00-14:30
定員:各回5名 先着順
料金:2500円詳細をクリックで概要ページに飛びます。
takemoto - 子どもとあそぶ時間なんてある?
こんにちわ、我が子の通う小学校ではコロナの影響で2年間実施されなかったプールの授業が始まりました。
民間に委託したり、様々な対策やアイデアで子どもたちの経験となる行事を模索してくださってありがたい限りです。さて、先日もにっちびはリモートミーティングを行いました。
今回のテーマは「こどもとあそぶ」
こどもと遊んでいますか?と聞かれて、「ハイ!」と答えられる人はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
因みに、以前の私は答えに悩んでしまっていました。
”あそぶ”って、何かおもちゃを使ったり、ルールのある遊びをしたり、おままごとや公園だったり、、、
そんなイメージを思い浮かべる方が多いのではないかと思うのです。
そうすると「最近忙しくて遊べてないかも」「メディアばっかり見せてるなぁ」など
罪悪感だったり、ネガティブな気持ちがふわっと出てきてしまうかもしれません。
それは、前途した”あそぶ”のイメージのせいかもしれないのです。
けれど こどものあそびって、実はそんなことじゃなくてもよくって
普段の、毎日の、生活の中そこらじゅうに散らばっているんです、実は。
ただ、それはすこーし「意識」しないと見えません。
その「意識」の仕方をにっちびではお教えしています。
例えば夜ごはんの時間。
「いただきます」と「ごちそうさま」までの間にどんなお話をしていますか?
お行儀よく食べて欲しかったり、好き嫌いなく食べて欲しくて余裕が無いかもしれませんが
ほんの少し、1夜ごはん中1回でもいいのです。
数を一緒に数えてみてください。
お野菜の名前、色を声に出して一緒に言ってみてください。
「みどりのおやさいはどれかな」とさがしたり
おいしい顔・すっぱい顔などを一緒にしてみる。
大きいおかず・小さいおかずを探して「どっちが大きい?」と聞いてみる。
などなど
いかがでしょう、この中の1つなら出来そうだと思いませんか?
これ、立派な知育あそびなんです。
こんな簡単なこと?と思っていただけたら大成功
1つ声掛けができたら、きっと2つめ、3つめも声掛けが出来ると思います。
にっちびの知育あそびに通ずる
数・言葉の概念・比較など、大切なものが詰まっているのです。
そしてそのあそびは積み重なると生きる力となっていくものばかりです。
このように”あそび”は生活の中にたくさんあります。
車に乗っているとき、ごはんの時間、お風呂の時間、テレビを見ているときにもです。
”あそび”は特別なことではないのです。わざわざ”あそば”なくてもあそびはある
という事をぜひ、頭の片隅にでもおいておいてください。
にっちびではその”あそび”をより有効にする実践方法や、効果、あそびの広げ方などを
指南する講座やセミナーなどを実施しています。takemoto